○加計学園問題の記者会見での連続質問で、菅官房長官をいら立たせ狼狽させたのは東京新聞社会部の女性記者望月衣塑子さん。「武器輸出と日本企業」(角川新書)の著書をもつ彼女の見立てでは、安倍改憲の先にあるのは「海洋軍事国家」だという。平和への船員の責任は大きい。(I)

○またか!イージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突、輸送艦「おおすみ」と釣り船「とびうお」の衝突、そして今回は米軍のイージス艦とコンテナ船の衝突。自衛艦や米軍艦船が憲法9条を持つ日本の近海を航行しなければ発生しなかった事故と人命喪失だ。 (Y)

○昔「イラク向け武器を運んでいる」とイランの臨検を受けた時は恐怖で足が震えた。何も積んでおらず助かったが、憲法改正・集団的自衛権発動となれば本当に運ぶ日が来るかも知れない。その時では遅い。(S)

○イージス艦と衝突したコンテナ船の船員は、JSUやITFとは別のフィリピンの船員労組所属とのこと。米軍7人が死亡し、日本で刑事裁判の可能性も。彼らの船員としての権利は守られるのか。世界中で戦争動員の危機が増大する今、脱ITF、御用組合育成の動きに注意。(K)

○読者アンケートの紹介(後編)は、紙面の都合で次号に掲載します。羅針盤は論文ばかりで堅苦しいとの声多数。当方いかんせん頭が固く、現場の方の率直な生の声を待っています。筆名自由、匿名も可です。(T)