2014年1月の事故以来4年、遺族4名の補償裁判は5月29日で10回を数えました。

この日、田川俊一弁護団長は、①衝突直前のおおすみ艦橋で漁船の方位が「わずかにのぼっている」「やばい」「避けられん」の音声記録が発見されたことから、「わずかにのぼる」は、「明確な変化」と異なり、衝突の怖れがあったことになる(海上衝突予防法7条4項)。運輸安全委と国の衝突のおそれはなかった、との主張は根拠がない。②とびうおは衝突前、釣り場の甲島に向かって直進中で、阿多田漁港に向け大きく右転する必要性も必然性も全くないと、証拠もなく「とびうおは衝突の1分前頃から右転を開始した」との国側主張に反論しました。

次回は7月31日13時半、広島地裁305号法廷

おおすみ衝突事件を究明する会(詳細はブログを参照下さい)