編 集 後 記
○福島原発大惨事の総括も未了の中、原発の再稼働・運転延長の策動が強まっている。原子炉爆発は万余の命を奪い、日本沈没も危惧される。天変地異の日本を人類滅亡の発火点にしてはならない。厳に心して処すべし。(S)
○今臨時国会に外国人労働者の受け入れ拡大に向けた法案が提出されるという。人手不足の内航船に外国人船員を導入する恐れはないのか気掛かりだ。日本の若者を内航海運に引き付けるためには、労働環境と労働条件の抜本的な改善が急務だ。海員組合の役割が問われている。(Y)
○自動運航船の実用化に向け動きが活発化している。楽天もプロジェクトに参加。安全面ではクルマやドローンは瞬間的な変化に即応しなければならないが、船は航行ルールが決まっており監視も可能。船舶は自動化に最適という。全く船を知らないこのプランは間違いなくコケる。(I)
○関西空港に衝突した宝運丸は、海員組合の組織船(全内航)とのこと。PⅠ保険限度額を超える損害と言われ、松井大阪府知事らが船の責任を声高に叫ぶ中、船主や船長に過大な責任が負わされないような活動を期待。(J)
○連載「船員にこだわる物言い」と、練習船青雲丸の実習生自殺に関する続編は、頁数の都合で次号に掲載させて頂くことお許し下さい。今号には振替用紙を同封させて頂きました。羅針盤は編集・印刷・発送すべて船員とOBの手作り、皆様の積極的なカンパを宜しくお願いします。(T)
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羅針盤 第26号  2018年10月20日発行
発行責任者: 羅針盤を発行する会 竹中正陽(たけなかまさはる)
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