目次(第34号 2021.7.20)

内航おしゃべり広場 ⑪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・内航船員

漫画・内航おしゃべり日記 その2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・トーヤク 

南の島々で進む戦争準備 軍事要塞化に抗する宮古島の闘い ・・・・・清水 早子

軍と民、それぞれの論理と海上労働 14 ・・・・・・・・・・・・・・・柿山  朗

緊急雇用対策を振り返って 当時の組合の対応と反転 ・・・・・・・・山下 昭治

船員にこだわる物言い 商船船員を魅力あるものにするために19 ・・・雨宮 洋司

ビキニ水爆被災船員の裁判〉 国と船員保険部の策略で審理中断 ・・・編 集 部

海運は平和な海なくして成り立たない 安保法制違憲訴訟で陳述 ・・・・竹中 正陽 

編集後記
(表紙漫画・故中山かおるさん「海に笑いの波が立つ」1982年発行より)

「羅針盤」冊子は下記リンクからpdfで一括ダウンロードできます。
rashinban34

2 thoughts on “羅針盤第34号

  • 老機関長

    軽石を避けて遠回りを!
    夜は目視困難だし、とにかく軽石が流れる海域に近付かないのがベスト。オペレーターも理解してくれるはずだ。
    やむなく軽石海域に入ってしまった場合は、
    ○海水ポンプの圧力・温度に注意!
    機関室では、海水ポンプの出入口圧力と温度、主機補機の冷却清水温度に注意。海水ポンプの吸入側バキュームが下がったらストレーナー目詰まりの証拠。切り替えるか頻繁に掃除する必要がある。切替式のない船でも、掃除が短時間で済むなら主機回転数を下げなくても可能。軽石をストレーナーから先に入れないためには、細かいメッシュの金網を挿入するのも1つの手だ(その分すぐ詰まって頻繁に掃除することになるが)。
    ○船尾管冷却海水ストレーナー
     船尾管にできるだけ軽石を入れないよう、海水ポンプストレーナーよりメッシュの細かい金網を挿入して頻繁に洗う。軽石が来ている場合は回転数を落とすのが無難だ。圧力、温度に注意。
    ○冷却清水温度に注意!
    セントラル方式で冷却清水温度が通常より少し上昇しても、ある程度はLOクーラーや空気冷却器の温調弁に余裕があれば吸収してくれるし、手動調整も可能だ。主機のLOや吸気の入口温度が上がらなければ問題ない。しかし、逆洗ラインが付いている船は頻繁に逆洗するに越したことはない。軽石は入口付近から順に溜まっていくので、早めに逆洗すれば短時間で吹き飛ばせる。5分でも効果があるし、短時間なら主機回転数を下げなくても可能だ。逆洗は海水ポンプを回したままでも良いが、古い船で配管が腐っている船はバルブの開閉順序を間違えて糞詰まりにすると、穴が開いて海水が噴き出すので注意。
    その他、バラスト張り込みや船内冷房(海水冷却の場合)も避けた方が無難だ。
    こういう時こそ、船同士で軽石情報を発信し合おうではないか!

  • 通りすがり

    大変、大変!軽石が奄美から四国沖へ向かっているよ。
     小笠原の海底火山から噴き出た軽石で保安庁の船がやられた。3日前には奄美航路の僚船(499t)のエンジン冷却清水温度が上昇、一時はどうなることかと冷や汗をかいたけど、セントラルクーラーの逆洗を繰り返して事なきを得たとか。NHKニュースでも、今後軽石は黒潮に乗って四国沖へ向かい、関東まで達すると言ってた。漁船など、エンジンを海水で直冷却している船は航行は絶対厳禁!軽石が冷却系統に詰まったら大変なことになるよ。内航船はセントラルクーラー方式が多いのでまだ助かってるけど気をつけてね!

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