※日本商船隊に乗り組む外国人船員(2018年)

(東海大学合田浩之教授「船の国籍・船会社の国籍」より)

キリノ元大統領の石碑(日比谷公園内)


第五章 台湾有事への日本とフィリピンの警戒
➀ 台湾有事と日本

 高市首相は、2025年11月の国会答弁で、中国が台湾に武力侵攻し、「戦艦を使って武力の行使も伴うもの」であれば、日本が集団的自衛権を行使し得る「存立危機事態」になり得ると明言した。  
 これは、歴代政権が避けてきた台湾有事への踏み込んだ言及であり、中国の強い反発を招いた。高市首相は撤回を否定し、特定のシナリオの明言は慎むとした。
➁ 台湾有事とフィリピン
 フィリピンのマルコス大統領は、「台湾をめぐって全面的な戦争が起きれば、フィリピンが巻き込まれずに済む方法が無い。我々は嫌でも引きずり込まれる」と危機感を表明した。
 これに対して中国は強く反発する。マルコス発言の5日後、フィリピン船が中国海警局の船から追跡や放水を受けたとフィリピン側は発表した。
 フィリピンでは、米国の支援でフィリピン人の避難を想定した港建設計画が進む。工事が済めば、有事の際台湾にいる10万人のフィリピン人労働者の避難が可能だとする。
(この項、朝日新聞2025年12月21日の記事より)

ホセ・リサールの石碑
(日比谷公園内)