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船員の働き方改革について思うこと
(機関長 30歳代)
数年前から、船員も労働時間の管理が厳しく取り締まられ、労働時間の労務管理記録簿への記入が義務化されている。
弊社でも、各人がスマホやパソコンを使い、会社指定のアプリで労働時間を打ち込んでいる。
船員雇用会社には自社の船員に仮バースで船内休日を消化し、年間休日を完全取得してもらいたいと思っているが、オペレーター会社は荷主にしか目を向けておらず、船員の地位は低いと思う。
実際、オペレーターが訪船した際に、週一回の仮バースを懇願しても、バースが空いてないからと、なかなかとってくれない。
もし、仮バースがあったとしても、午前中に接岸し、補油作業、船用品受け取り、整備作業、午後からはオペレーターの訪船などがあり、実質、夕方から次の日の朝までしか休めない。オペレーターは訪船時に、仮バースを付与しなければいけないと言うが、言葉だけ。
労務管理記録簿上、一日中錨泊して整備作業などなければ休日扱いにされてしまう。岸壁で一日休みと錨泊では全然意味が違う。買い物やパチンコ、居酒屋にも行けないので、自分の部屋で酒を飲むか、ユーチューブを見て時間をつぶすだけ。
製鉄所の接岸は昼夜関係なく、夜中に接岸して荷役、バラスト排出、シフトなどあるし、全天候バースでも作業員の交代時や降雨時はハッチの開閉を行わないといけないこともあるため、ゆっくり休めない。
揚げ荷役では、陸上作業員の休憩時間にダンネージの片付けも追加される。その中で、食料と消耗品を買い出しに行かないといけない。最悪、買い出しにいけないことがある。
トラック業界の知り合いは、荷主上位、現場運転手下位を改善したいと業界団体や荷主に対して訴えてきたが、付帯作業や待機時間も改善されず、労働時間の上限規制もあり、手取りも増えないと話していた。
内航船業界も同じで、荷主・オペ上位、船主・船員下位を改善しなければいけないと思う。
荷主からみて、荷物を運ばせてやっているのか、荷物を運んでもらっているのか。
荷物を運ぶことには変わりないが、船員の地位を向上させないと、船で働こうという人も増えないのではないか。
昔みたいに、陸のサラリーマンの2、3倍の手取りで、入港のたびに金の心配なく豪遊しながら、愛人ができるような未来になるといいな。あっ、まだ独身だから、その前に彼女を見つけなきゃ。
(499貨物船)