訃報
下記の方々が逝去されました。長い間のご支援、ありがとうございました。合掌。
●山岡靖治さん(元内航労務協会事務局長。昨年8月4日享年79歳)
●横林弘明さん(元昭洋海運航海士・職場委員。昨年10月14日享年76歳)
●金子信一さん(元日立船舶甲板長。昨年11月14日享年93歳)
●新古勝さん(元海員組合関西地方支部長。昨年11月27日享年76歳)
●小林博実さん(元海員組合関東地方支部副支部長。本年1月4日享年83歳)
編 集 後 記
◯新型コロナウィルスは船員労働者にも生命・生活・雇用・労働など深刻な事態をもたらしている。個人レベルでは対処できない事が多い。国、地方自治体の責任は当然だが、労働組合の果たす役割が大きい。(S)
○正栄汽船所有のエバー・ギブン号がスエズ運河で座礁、エジプト政府は莫大な損害賠償を請求するそうだが、台湾の運航会社の長栄海運は船主責任だという。『またしても日本の船か』と誰でも呆れるだろう。日本の海運政策を改めない限り、この種の海難事故は続くだろう。(Y)
○ミャンマーの軍事クーデターで米国は同国へ制裁を科している。その結果、ミャンマー船員は米国のビザが取れない。ビザのない船員は不要ということで乗船契約が切られるケースが出ているようだ。船員に罪はない。ここはITFの支援が求められる。(I)
○8年前の「モル・コンホート」の沈没全損、昨年の「ワカシオ」座礁、今回の「エバー・ギブン」座礁の本質的な問題は、近年急増した船からの膨大な量の安全報告と船内実態に乖離があり、実質的に乗組員を支配できる日本船主がその乖離を埋めていない現実の現れではないか。(J)
○漁業者の反対をよそに、政府は原発汚染水の海洋放出を決めた。有識者会議は、現在の技術ではトリチウムを浄化できず海洋放出が低コストという。コスト主義が、風評被害どころか地球環境そのものを襲う。(T)
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羅針盤 第33号 2021年4月10日発行
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